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バトル画面にオリジナリティーを求める、すべてのツクラーに捧ぐ

テキスト by 砂塒雁治/サトヤガンジ

 

以前書いたMOG_BattleHudの記事は、(個人比で)非常にポジティブなリアクションをたくさん頂いた。共に戦うツクラー仲間がこんなにも多く居たのか。と、少し泣いた。

今回はMOG_BattleHudの記事の続編という扱いだ。 戦闘HUDの一部であるバトルコマンドプラグインを解説しようと思う。

 

リングメニューのすすめ

FFやドラクエライクな、1列のたたかう、まほう、アイテムもいいが、デザイン的にもう一ひねりほしいツクラーもいることだろう。その「ひねり」の候補としてリングメニューはいかがだろうか。

大丈夫。MOG_battleCommandsがその「ひねり」を提供してくれる。

このプラグインはmoghunter氏によるプラグイン群のひとつであるが、位置づけとしては拡張版プラグインである。すなわち、当該プラグイン単体での使用は不可能で、MOG_BattleHud.jsとの併用が必須となるのだ。

さて、導入と使用にあたっては、上述のとおりプラグインが2つ必要になる。また必要となる画像も多い。

幸いなことにプラグインと必要画像の入ったフォルダからなるスターターキットを、moghunter氏が用意してくれている。さしあたりそれを使用しながら実際の動作を確認していこう。

さあ、めくるめくリングメニューの世界へ!時速約10万kmで公転している地球人たる僕らだ。「回転」好きだよね?

 

プラグインと画像を準備する

では、さっそく下のリンクから必要な素材をダウンロードしよう。

https://atelierrgss.wordpress.com/rmv-battle-commands/←これをクリック
①DOWNLOADをクリック Download(Mirror 1 Dropbox)をクリック→③Master_MV_19_1※を任意の場所に保存しよう。

※(Mirror 2 – MediaFire)のリンクからダウンロードするとトロイの木馬に感染する恐れがあるので触らないように、ノータッチで!

ダウンロードしたファイルにはMoghunter氏のプラグインが全て同梱されている。 ファイル名後ろの数字は、プラグインのバージョンなので、ダウンロード時期によって変わる可能性があることに留意したい。 この記事を執筆している2018年11月現在のバージョンは19.1である。

ダウンロードが済んだらZIPファイルを解凍してフォルダを開いてみよう。

 

フォルダの中身

3つのフォルダが確認できるだろうか。 今回使うのは「BattleHud_Templates」フォルダだ。 その中に01から12までのバトルハッドのテンプレートがある。好きなものを選べばいいが、今回は02_Lightを使って解説を進めたい。 ※上画像でもわかるとおり、取り扱う画像が多い。  

Lightフォルダの中には、2つのフォルダと2つのjsファイルに、jpg画像が1枚あるはずだ。画像は無視して、2つのフォルダと2つのjsファイルを所定の位置にコピーしよう。

「BatteCommands」フォルダと「Battlehud」フォルダを、君のゲームプロジェクトの「img」フォルダの中へ。

「MOG_BattleCommands.js」「MOG_BattleHud.js」を君のゲームプロジェクトの「js」→「plugins」フォルダの中へ。

MOG_BattleHud.js既に導入しているツクラーは、MOG_BattleCommands.jsのみの移動でOKだ。

画像とプラグインを誤って上書きしてしまうと、それまでカスタマイズした設定が消えてしまう!くれぐれも注意しよう!

これで仕込みは完了だ。

 

ツクールMVでの操作へ

ツクールMVを開いてプラグイン管理(F10)から上記2つのプラグインをONにしよう。 その際の注意点として、
上にMOG_BattleHudが、下にMOG_BattleCommandsが来るように配置すること。
これが逆になるとリングメニューが表示されず、ノーマルコマンドでゲームを起動できてしまう。 MOG_BattleCommandプラグインは、あくまでMOG_BattleHudの機能拡張版なのである。

ではいよいよリングコマンドとの対面である。データベース(F9)から敵グループタブを選択し、戦闘テストを起動しよう。

 

エラー!!!

なんと!エラー吐き出しよった!!
大丈夫。実はこのエラー、プラグインを使う上での予定調和というか、必須イベントというか、みんな一度は通る道なのだ。サクッと解消できるので問題ない。

さて、バトル画面のエラーメッセージに目をやると、どうやら表示したい画像の読み込みに失敗した!という意味合いが表示されている模様だ。 Failed to load : img/battlecommands/Com_こうげき.png

(ロードに失敗:imgフォルダのbattlecommandsフォルダのCom_こうげき.pngのロードに失敗)
battlecommandsフォルダに、Com_こうげき.pngがないよ!!って意味と推察できる。

【余談】ツクールMVの以前のバージョンでは、エラーに日本語が表示されなかった。文字化けした呪文のような記号の羅列が示されるのみで、途方に暮れるツクラーが続出?したのだった。

では、ゲームプロジェクトのbattlecommandsフォルダを開いてみよう。 Com_で始まる画像がいくつか確認できると思う。
本来「こうげき」で表示されるべき画像は「Com_Attack」だろう。

これを「Com_こうげき」に変更すればエラーが解消されそうだ。

しかし一体この「こうげき」という名前はどこから来ているのだろうか? 実はその答えは、ツクールMVのデータベースにある。

 

エラーの正体

実はこのプラグインには、

バトルコマンドとして引用される画像には、データベースの用語タブの「コマンド欄」と、タイプタブの「スキルタイプ」で設定した名前を割り当てる必要がある。

というお決まり事がある。平たく言えばプラグインの仕様だ。
画像を参照しながら確認してみよう。

用語タブの「コマンド」で戦闘時に引用されるのは、「攻撃:」「防御:」「アイテム:」「スキル:」に設定してある用語である。
画像では「攻撃:」には「こうげき」。「防御:」には「ぼうぎょ」。「アイテム:」には「アイテム」。「スキル:」には「スキル」。が命名されているのがわかるだろう。

これら白枠内に設定してある名前をbattlecommandsフォルダ内にあるアイコン画像に指定すればいいわけだ。 その際名前の前に「Com_」をつけるのを忘れずにしよう。
※Comの後ろは小文字のアンダーバーだぞ!

次はタイプタブの「スキルタイプ」だ。
ここから引用されるのは、設定してあるスキル名のすべてだ。
厳密にはスキルタイプで設定してあり、かつ戦闘参加キャラクターがそのスキルを使用可能状態になっている場合に限り、battlecommandsフォルダ内にあるアイコン画像がロードされることになる。
画像では「必殺技」「魔法」の2つが設定されているので、これをbattlecommandsフォルダ内にあるアイコン画像に指定する。
重要なのは、自分のゲームのデータベースを確認しながら、battlecommandsフォルダ内にあるアイコン画像をリネームしないと、エラーが解消されないということだ。 データーベースを参照しつつ、画像のリネームが終わったら、もう一度戦闘テストを実施してみよう。今度は正常にバトルができるはずだ。

もう、好きなだけリングメニューを回してくれたまえ!!

もしエラーが継続している場合は、エラー画面を見ながら対処してほしい。

 

BattleCommandsパラメータ一覧

ここから下には、当該プラグインで設定できるパラメータ一を一覧にまとめておいた。 リングの直径や画面上での位置など、さまざまなカスタマイズが施せる仕様になっている。 適宜参照しながら自分好みのリングメニューを構築してみよう。  

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パラメータ名 効果 対象画像
Mode 0に設定でノーマルメニュー 。1に指設定でリングメニュー。 無し
Layout X-axis Layout.pngを表示させる横位置を調整する。正の数で右へ。負の数で左へ移動。 Layout
Layout Y-axis Layout.pngを表示させる縦位置を調整する。正の数で下へ。負の数で上へ移動。 Layout
Com X-axis Comで始まる画像群の横位置を調整する。 Comで始まる画像群
Com Y-axis Comで始まる画像群の縦位置を調整する。 Comで始まる画像群
Arrow Arrow.pngの表示の有無を決定する。 Arrow
Arrow X-axis Arrow.pngの横位置を調整する。 Arrow
Arrow Y-axis Arrow.pngの縦位置を調整する。 Arrow
Zoom Animation 選択中のコマンドにズームアニメを適応するか否かを決定。 Comで始まる画像群
Zoom Rate コマンドアニメーションの拡大率を変更する。数値が大きくなるとコマンドも大きく迫りくる!zoom Animationがfalseの場合は機能しない。 Comで始まる画像群
Zoom Speed コマンドアニメーションの拡大速度を変更する。数値が大きくなると拡大速度も速い!zoom Animationがfalseの場合は機能しない。 Comで始まる画像群
Zoom Loop Zoom Rateで設定した値で、コマンド画像の大きさを固定する。 Comで始まる画像群
Slide Animation コマンドのスライドアニメーションのオンオフを決定する。スライド値の設定は下のSlide XとSlide Yで決める。 Comで始まる画像群
Slide X 選択したコマンドを、値ぶん横に移動させる。正の数で右に。負の数で左に移動。 Comで始まる画像群
Slide Y 選択したコマンドを、値ぶん縦に移動させる。正の数で下に。負の数で上に移動。 Comで始まる画像群
Com Name データベースの用語タブで設定したコマンド名と、タイプタブで設定したスキル名を表示させるか否かを決定する。 無し
Com Name X-axis Com Nameを表示させる横位置を調整する。 無し
Com Name Y-axis Com Nameを表示させる縦位置を調整する。 無し
Com Font Size Com Nameの表示フォントサイズを決める。 無し
Cursor 選択したコマンドにカーソルを表示させるか否かを決定する。 Cursor
Cursor X-axis カーソルを表示させる横位置を調整する。 Cursor
Cursor Y-axis カーソルを表示させる横位置を調整する。 Cursor
Cursor Slide カーソルにスライドアニメーションを適応するか否かを決定する。 Cursor
Row Max Mode0のノーマルメニューにおいて、1度に表示するコマンドの列(数)を決定する。 Comで始まる画像群
Ring Range リングメニューの直径を決定する。値を大きくすると、直径が広がる。 Comで始まる画像群
Ring Motion リングを回転させるか否かを決定する。 Comで始まる画像群
Pi Range 値を変えて検証しても意味を把握できませんでした。チーン!  
Side Input 左右の矢印キーでコマンド間を移動できるか否かを決定する。 Comで始まる画像群
Face Faceで始まる画像群を表示させるか否を決定する。 Faceで始まる画像群
Face X-axis Face画像を表示させる横位置を調整する。 Faceで始まる画像群
Face Y-axis Face画像を表示させる縦位置を調整する。 Faceで始まる画像群

 

おわりに

結構大変な作業だったかもしれないが、成功するとその疲れもきっとすっ飛んだに違いない。お疲れさまでした。
今回は既成の画像素材を使用しての解説だった。しかしこれら画像を扱うプラグインの真骨頂は、オリジナルの素材が使い放題というところにあると僕は思う。
この記事の冒頭の画像は、僕が自作したbattleHudとbattlecommandsの画像だ。

余裕がでてきたらぜひオリジナル画像を用意して、あなたのアルティメット級のオリジナルバトルコマンドをデザインしてみてはいかがだろうか。

さて、最後にこの素晴らしいプラグインを提供してくれているmoghunter氏に最大の感謝を。

そして、このポストを読んでくれたあなたにも、最大の御礼を。

どうもありがとう。

あなたの最高のツクールライフを願って。

砂塒雁治/サトヤガンジ

 

【お知らせ】 現在、RPGツクールMVでドット絵2DRPGを制作しています。

そして、その活動を通してファンの方との交流、サスティナビリティ―の拡張を目的として、2018年7月にEntyというパトロンサービスにプロジェクトをローンチいたしました。

是非一度、遊びに来てください。 そして少しでも共感いただけたら、僕と一緒にゲーム制作の道をサポーターという形で歩いてみませんか。

下の画像をクリック頂ければ、プロジェクトページにつながります。

あなたのご来訪、心よりお待ちしております。

砂塒雁治

   

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